2年振りのニューアルバム。フルアルバムとしては3年振り。
これまでプロデューサーとしてお世話になっていた横山健のもとを離れ、セルフプロデュース
となった今作。氏の手を離れることによってサウンドに何か劇的な変化はあるのか、はたまた
これがひょっとしたらリリースごとに死活問題となっているマンネリ化傾向の風向きを変えるい
い契機になるのか、とかすかな期待を抱きつつフタを開けてみたのだが…や、や、やっぱり
何も変わっていないぃぃぃ!! いや、何一つ変わっていないというワケではなく、曲の始まり
方とかにはこれまでの作品では見られなかったような工夫がなされていたりもするんだけども
、結局その直後にはいつもの超速パターンになだれ込むワケですからね^^; う〜ん。まぁこの
スタイルは初期の頃からずっと変わってないし、ファンにもすこぶるウケのいい作風なので、メ
ンバーの間にもドラスティックな変化を遂げようというつもりはおそらくないんでしょうね。だとす
ればいっそのこと、とことん追求していただくまでです、ハイ。
アルバム内で比較的目を引いたのは、例えばM-4「WORLD」。前作「ACROSS THE ENDIN
G」の1曲「MAGIC」路線のナンバーで、メロディーの良さは「MAGIC」に劣るものの
、メロコアと
いうジャンルの枠に限定されないところは「MAGIC」と同様、好感が持てる。この調子だと、た
ぶん「アルバム1枚に1曲」くらいの頻度で挿入されることになるんだろうけれど…。スキップを
踏むように軽快なテンポで進むM-8「RAINBOW, RAINBOW」も今までになかった感じ。セルフ
プロデュースによる賜物なのかどうかは定かではないけど。こういう曲が今後もっと増えれば
いいと思う。(2005/9/30)
|