このアルバムが発売された当初、地元のTSUTAYAでも絶賛オンエア中だったので手にとって
みました。2ndシングルももうすぐ発売ということでレビューを書いてみるワケですが…
…いや、これは否が応でも注目集めるでしょー。エルレに似すぎてるという点で。メロディー
ラインをはじめとして、歌い方とか発音とか、日本語詞と英語詞のまざり具合から、はてはメン
バー写真の写り方まで、ちょっとこれはあからさまにエルレに影響受けまくってるのがわかりや
すすぎです。いや、本人たちが意識してるしてないに関係なく、これだけ本家に酷似しちゃって
ることは問題です。もし訴訟でも起こされたりしたら勝ち目ありませんよ、こりゃ。
とはいえ、いい曲を書いてるなーというのは正直に思うところ。エルレ好きな自分としては、そ
れに類似する彼らの音に反応してしまうことは抗えない事実なのである。なんだかんだ次の作
品に期待してしまうのが悔しい。また、「Carry on」のイントロのセンスなんかにはエルレとはま
た違った魅力を見出せる。なんというか、メディアの煽りを受けてこうなのか、それとも自ら意識
してこうなのかは知らないけど、とにかくエルレとは違う何かを持ってるハズなのにあえてエル
レに似せようとしてる印象を受けてしまうのだ。今は売り出し文句としてうってつけだろうけど、
今後知名度が上がるにつれて「ポストエルレ」という煽りは必ず足枷になってくると思う。その肩
書きを捨てて、エルレにはないアイデンティティーを育てていくことが急務。「ポストエルレなんて
言われてたよねぇ（笑）」という評判が聞かれるようになること、期待してます。（2008/3/1）